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東京国立博物館:2017年03月12日:ホテルオークラレストラン ゆりの木


    東京上野の国立博物館で、「春日大社展」があったので、たまたまお天気も良く、予定も動かせたので、久しぶりに美術鑑賞と洒落込んでみた。
    当然、腹が減っては戦が出来ぬ……もとい、一通り見て回ったので、お腹が空いた事もあり、東京国立博物館内にある「レストラン ゆりの木」でちょっと遅い御昼を取ることにした。
    東京国立博物館には、以前、オークラ系のレストランがもう一つあって、テラスで「オマール海老のビスク」など渋目のメニューを頼む事が出来たのだが、改装によって今は、こちらの「ゆりの木」が生き残った感じではある。

    (左)ラウンジの入り口(中央)お洒落なバーカウンター(右)カトラリー



    普段、この「ゆりの木」に来た場合には「ドライカレー」や「グラタン」を頼む事が多いのだが、コラボメニューとは珍しいなという事で、そちらの方を頼む事にした。
    どうやら、それなりに人気ということと、時間が時間(15:00を過ぎていた)ということもあって、後幾つかしかなかったようだが、無事に飛べることができた。
    注文して、15分前後か、それ位で注文した「ミンチカツ」が運ばれて来る。
    やはりオークラの系列と言う事もあって、ちゃんとした料理が出てくるのは嬉しいのだが、ちょっと(大いに)残念な点を挙げるとすると、些か”分量”が小振りと言う事だろう。
    客層を考えると致し方ないのは百も承知なのだが(基本、老人層が多いだろうし、ここに通う美術に対して意識の高い系の学生さんがそうドカドカ食べるとも考え辛いし、はたまた、美術館でご飯をたべるマダム層の方々も”ダイエット”とは裏腹であろうから、やはりそんなに分量は召し上がらないだろう) 、何分、当方、軟弱の極みで、観賞のために美術館を巡回すると、もの凄くエネルギーを消耗する性質なので、やはり”おかず”は多い方が有難いものではある。
    しかし、今回の「ミンチカツ」……見た目通りの”上品”なサイズで……思わず「一口カツ」だっけ?と軽く口走ってしまったりもした。
    余りに”上品”なミンチカツを何とか一口で食べないように箸を動かしながら、一緒に付いてきた「ご飯」でお腹をいっぱいにする作業に意識を払うのであった。
    無論、土台が「ホテルオークラ」なので、ちゃんと美味しいのだが、こう”上品”なサイズで来られると、かえってお腹が空いてしまう……というか、何やら@2000円払って(+入場料)これか……と思うと、暫く、東京国立博物館の敷居を跨ぎたく無くなってしまうのである。

    たまに、東京国立博物館内、屋台と言うか、キッチンカーの様なモノが入っていて、「カレー」や何やを売っているのを見るが、それも値段と分量がどうも……と思ってしまう性質なので、やはり【武家の商法(独立行政法人の商法)】だなと思うと、ますます気が滅入ってしまうのである。

    美術館で「お腹一杯食べたい」と言うのは、一つの矛盾する話なのだろう……きっとそれは、数学の「ポアンカレ予想」と同じくらい、解決の難しい命題なのかもしれない。