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日本橋:2014年12月17日:Maruzen Cafe 日本橋店


    東京で地下鉄を使っているとどうしても高頻度で乗り換えの駅になる”日本橋”
    日本橋を降りて用事を済ませてと言う間に必ず目に留まるのが”丸善”でもある。
    丸善に行けば「ハヤシライス」があるよなぁと言うある意味条件反射的な思考をする自分も大して進歩の無い人間だけれども、逆に言えば、それだけ身体に染みついたものでもあるのだろう。
    そんな”哲学的な問い”を思い起こさせる”丸善”には中毒性があるだろうなどと嘯きながら、やっぱり「ハヤシライス」を食べに、エスカレーターに乗るのであった。

    (左)(中央)(右)



    特に、何の理由も無く食べたくなる「ハヤシライス」
    それだけで、”一つの名物”とも言える代物だが、しかし”名物に旨い物なし”などと言われる様な形骸化したものではないのが、ここの「ハヤシライス」の真骨頂でもあろう。
    「食べれば美味しさに辿りつく」と言うのは、一定のレベルの料理としては稀有なものの一つだと思う。
    白い、何処までも白い白米に、焦げ茶色の魔法の液体をかけるとそこには天国が待っている。
    それが、この「ハヤシライス」の単純明快な表現だろう。
    何も考えずに口に入れ、そして、またルーの掛かっている部分を口に運ぶ。
    濃厚な肉と野菜のエキスの到達点がこの色なのである。