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六本木:2013年05月25日:レスプリミタニ(L'esprit MITANI)


    かつて、仕事の関係で目黒・恵比寿辺りを行き来する事があり、その際に、外から見える位置に銀色の豚の置物があるちょっと気になるお店があって、何時かは入ってみたいと思っていた。
    恵比寿での仕事が一段落する際に、(夜分に)何とかそのお店の名前だけを書き記して帰った事がある。
    その名前は”L'esprit MITANI”とあった。
    その後は、なかなか恵比寿方面に行く事もなく、暫くはそのメモの事も忘れていたのだが、丁度、六本木ヒルズで「初音ミク展」を観に行く際に、そう言えば、かの高橋シェフ(高橋徳男氏)のパ・マルはどうなったのかしら?と思って、かつてのパ・マルの場所を見に行って見つけたのが、この”L'esprit MITANI”であった。

    (左)前菜のサラダ(中央)鴨(右)デセール



    元々が「初音ミク展」を観に行くと言う不埒な動機で訪れた六本木であったので、何らの下調べも無くだったので、とりあえず此処で入らないとまた入る機会を逃してしまうと言う事で急いで入った。
    ランチ時の店内は活況で、ひとしきり待って窓際の日当たりの良い席に通された。
    注文を取りに来たマダムらしき人に、「昔、恵比寿にお店がありませんでしたか?」と聞くと、「そうだ」との返事に加えて、「またここから移転を考えている」と言う事だった。
    飲食店の事情に疎い自分ではあるが、六本木ヒルズと言う一等地でも、シェフが考える客層とは違うのかしらん???などと複雑な気持ちを抱いた。
    かの3.11後の、日本の不安定さと不確実性さとが入り混じった時代の2013年の頃の事であるから、むべなるかなと思った昼食でもあった。
    下調べ無しでいったのと、2013年当時の日本の国情などを考えて、少々気鬱な六本木のお昼であった。