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横浜元町:2011年01月22日:ラバンリュー アトリエ サイトウ
年明けに食事会をしようと言う事で、横浜方面の方が多かったので、再び、元町のラバンリューに行く事にしました。
横浜のフランス料理は、洋館の影響もあって、お部屋の内装が文明開化を思わせる様なクラシックな感じがあって、夜になると昼よりもオリエンタル感が強く感じられる様になります。
夜になると、お店の入り口へと向かう石畳が夜行灯に照らされて、また独特の雰囲気を漂わせてくれています。
(ちなみに、ここの入り口に向かう道や小石は、全てオーナーシェフのサイトウ氏が手で造ったものとの事)
当日食べたモノは、
アミューズ:オリーブ
スープ:牡蠣のクリームスープ
前菜:サーモンのサラダ仕立て
前菜:人参のムース
メイン:大根とフォアグラのソテー
メイン:ホタテのソテー
メイン:和牛のソテー
デセール:ブルーチーズのアイスクリーム
プチフルール&飲み物
と言う構成。
横浜のフランス料理は、東京のフランス料理とは違った色合いを出すお店やシェフも少なくない。
それは、港町横浜と言う事での独特な開放的な文化と、サリーワイルと言う日本にフランス料理を伝えた巨人が料理長を務めたホテルニューグランドがあると言う自負があったからとも言える。
しかし、サイトウ氏は、ステーキで有名だった村上亭と言う本牧のレストランを皮切りに、主に横浜で活動をされてきたのだが、フランスでの修行経験によるところか、どちらかと言えば、横浜フレンチと言うよりは正当なフランス系の料理に近いと思われる。
特に、スペシャリテでもある「人参のムース」は、ラ・バンリューが本牧に開業した当初からのスペシャリテでもあり、その当時からフランスでの一皿にこだわりを持っている様に感じる。
ニューグランドのメインダイニングが、一時イタリアンに変わっていた時期があり、その時に横浜で本格的なフランスの香りのするフランス料理を味わえる貴重なお店でもあり、重宝をしたものだった。
人参のムースや、フォアグラ大根に舌鼓みを打ち、実は隠れたスペシャリテであると期待した「胡椒のアイス」かと思ったら、ブルーチーズのアイスクリームだったのだが、どれもエッジの効いた品々を堪能したものだった。
帰りがけ、ここのもう一つの素晴らしいスペシャリテである、「プラムのケーキ」を買って東京に戻ったのだった。