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グランメゾンテャリティカレー:2013年05月19日第05回:レカン


    東京の高級店の代名詞である、グランメゾン(Grand Maison)が行うチャリティと言うのも興味深いが、その内容がカレーであると言うのも大いに面白く、参加の機会を窺っていたのだが、なにぶん朝が弱い性質上、参加をためらっていた。
    そんな折、朝に強い知人が早目に行って並んでくれると言う(有難い)お話になったので、レカン→アピシウスと2軒巡ると言う事をしてみようという最初のレカン編である。
    10:30分頃、レカン最寄りの地下鉄銀座駅を上がると、もう既に長蛇の列であった。
    知人を直ぐに見つけて合流したが、知人は何とAM9:00頃から並んでくれていたらしく、本当に持つべきものはだななどと感謝をしつつ、開店を待つ列に加わった。
    (どうやら、一番手の人は始発で来ていたらしい)
    AM11:00からの開場なので、30分程度の待ち時間であっただろうか?
    レカンの扉が開かれて、地下へと案内をされる。
    日頃のレカンの客筋とは違う人数を迎えてのカレーフェアであろうが、(幸いにも第一陣で入れた我々)レカンの黒いビロードを背景にした店内の中で次々と着席をしていく。
    我々の隣に座った方達は、妙齢の女性達で日頃からレカンを御用達の方達の様であった。
    着席して、5分と間をおかずにカレーが登場。

    (左)北海道産・岩手岩泉産の短角牛カレー(中央)2013年改装前のレカンのシンボルマーク(右)グランメゾンカレーチケット



    ”当たり前”の事だが、「旨い」のである。
    これ以上、何かを書く必要など無いのだが、フランス料理店が作るカレーはフォンや素材がしっかりしているのでそれだけでご馳走となる。
    普通のカレー屋とフランス料理店では、スパイスの調合などではカレー屋に一歩譲るかもしれないが、味の土台となる部分ではフランス料理店の方が一日の長がある様に思う。
    要は好みの問題にはなるが、少なくとも1000円と言う値段以上の価値はあるカレーではあるだろう。
    (いわゆるグランメゾンでカレーを作ると言う事は無いが、もしメニューに載せる様なカレーを作るなら、3800円前後~5000円の値段はするだろう。)

    なんやかやと30分近くレカンに滞在して、次の目的地であるアピシウスへと向かった。